久々の早稲田松竹2本立

このところ、自室でYouTubeばかり見てすっかり引きこもっていたのですが、高田馬場の餃子屋さんをググって、ふと早稲田松竹どんなのかかってるかなあと見てみると、

ウディ・アレントッド・ヘインズの2本立て。しかも今日まで。なんとか16時台の上映には間に合いそう。で、行ってきました。

ワンダーストラック」(2017 トッド・ヘインズ

「女と男の観覧車」(2017 ウディ・アレン

ウディ・アレンのほうは、ケイト・ウィンスレットが生活に疲れた元女優?を演じており、年下男との不倫に甘い夢を見るイタイ女を見事に演じており、なかなかの迫力。

現実を見ようとせず、自分はモテてた、イケてると思い込もうとするそのイタさは、テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」のブランチを思わせるような。

この映画、登場人物の誰ひとりとして幸せとはほど遠くみな

そこはかとなく寂しい。

でも、脚本としてはよく出来ていたと思う。ま、いつものウディ・アレン調だけど、新派か歌舞伎のような安心して見ていられる芸に感心した。